恐山の混浴風呂に入ってきた♪温泉マニアにはお勧めだよ~!
2016年 11月 13日
漫画家のつげ義春も入った恐山の温泉!
彼が恐山に行ったのは1969年。
なんと47年前なんだけど
見て!見て!
ほとんど変わりがないんだよね!
近くに卒塔婆が建っていて木造の小屋!
つげ義春の本は数冊持っているけど、この本の中に上の恐山温泉の絵もあった。
彼は温泉が好きなので「つげ義春の温泉」という本も出している。
こちらはまだ読んでないが、つげ義春が旅した温泉を巡る旅も面白そうだ!
さて本題!
女湯は二つ。
古滝の湯と冷抜の湯。
この温泉、見た目からステキでしょ!
ただ窓を開けて入らないといけないことや
風呂に入るんじゃなくて
どんなもんじゃろか?と突然のぞきに来る人がいると
どこにも隠れ場所がないし、
脱衣所も入り口ドアからついたてなど無いので丸見え状態!
というわけで
狙い目は混浴風呂!
というのは混浴風呂は宿坊「吉祥閣」を通り越したその先の遠い所にあるんですよね。
宿坊で働いているおばちゃんに会ったので、
混浴風呂入れますか?と聞いたら入れるよ~だって。
混浴風呂は荒れ地の中にポツンとある感じ。
源泉が出ています!
すごいです、ぼこぼこと音がして周りも硫黄の匂いがきつい。
混浴風呂「花染の湯」
ドアや窓は開けっぱなし!
脱衣所と湯船の間に壁はありません。
ドアを開けて着替えると丸見え状態なんだけど。
硫黄臭がひどいので窓など開けていないといけないのですが
あまりに無防備なのでドアを閉めておきました。
誰も入った形跡がありません。
入ってみると なんだかまろやかなお湯です。
聞いていたような熱くて入れないような湯温でなく
ちょうどいいお湯♪
いい湯だな♪と歌の一つでも歌いたいところですが
誰かきたら!!という緊張感もあって。。
奥の方が気持ち熱いかな?
この恐山温泉は10分以上入ってはいけないんです!
硫黄が強いため入浴は3~10分程度で長湯しないで下さいという注意書き。
入ってるとこでも撮りたいとこだけど
自分が入った後は湯気が強くなり、
カメラが心配であまり中は撮れなかった。
前のカメラにシミが出てきたので、カメラを買い替えたばっかりだから。
着替えもそこそこに出てきました。
温泉と言えば
霧島にある旅行人の蔵前仁一さんの実家の旅行人山荘の温泉も良かったなあ。
自然の山の中に露天風呂があるんだけど、
私のインドネシアで買った10$のシルバー色の指輪が真っ黒に変わったんだよね。
旅行人山荘のお風呂はすごいよ!
霧島温泉・旅行人山荘
恐山の宿坊はとっても豪華そう。
泊まれば温泉入り放題だけど 夜にこの三つのお風呂に入りに来るには
かなり勇気がいるなあ!
夜9時までOKとのことだけど、真っ暗だろうし、怖いよ~。
おまけに湯にのぼせてあの世行きに~。
ただ宿坊の内湯は広いらしい。
あの世と言えば有名な恐山のイタコの口寄せ♪
すご~く並ぶので(11時間並んだ人もいた!)
宿坊に泊まって開場になる前に並ぶのが裏ワザとか。
お腹も空いたので恐山総門横の食事処で
ざるそば 700円。
お味は普通。
他にラーメン、山菜そば、カレーもあったかな?
ここで荷物も預かってくれたみたいですよ。
まだ大事な用が残っています。
三途の川を渡らないと!!
三途の川はバスで通り過ぎた所にあるので少し歩きます。
「日本大百科全書」によれば、
三途の川(さんずのかわ)は
「死後7日目に冥土(めいど)の閻魔(えんま)庁へ行く途中で渡るとされる川。
この川には三つの渡しがあり、生前の行いによって渡るところが異なることから、
三途の川といわれる。
川岸には衣領(えりよう)樹という大木があり、
脱衣婆(だつえば)がいて亡者の着衣をはぎ、それを懸衣翁(けんえおう)が大木にかける。
生前の罪の軽重によって枝の垂れ方が違うので、
それを見て、緩急三つの瀬に分けて亡者を渡らせるという。」らしい。
う~ん、自分はどの川を渡ることになるんだろう?
結構上りづらい。
そばにはこんな方が待ち構えておいでです。
亡者の着衣をはぐ脱衣婆(だつえば)とそれを大木に掛ける懸衣翁(けんえおう)。
三途の川の渡し賃の六文銭はあいにく持ってないけど。
さあて、そろそろバス停に戻らねば。
この休憩所にトイレもありますよ。
行きに乗車していた人より帰りのバスは乗客が多くなっていたので
早目に座っていた方がいいですよ。
今までいろんな寺や神社など回ってきたけど
恐山はうまく説明できないけど、
なんか違うんだよね。
それがホント来て良かったことかな♪
賽の河原に石も積んで、
三途の川も渡ったらもう怖いもの無しよ!
忘れてならないのはタ・オ・ル!
残念ながら恐山行きのバスは11月からありません!
来春になったらあなたも死者の集まる恐山に行ってみたら♪
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露天風呂も風情があっていいですね!しかし緊張感は・・・風景も素敵だし、行ってみたいです!!
私は仏教のことは何も知らないのですが
恐山に行って賽の河原や三途の川を勉強しましたよ。
カップルだと混浴風呂恐れるものはありません!
バスタオルで入ってる人のブログみたけど、いいのかな?
この混浴風呂は誰も来ないような遠くにあって
荒れ地にポツンとあるんです!
恐山風呂に入る人は少ないので。
それにこのお湯の色、みたら入りたくなりますよ。
長く入れないし、ばあちゃんだから誰か来たら開き直ります。
初めまして。dbと申します。
出歩くのが苦手なものですから、ブログを拝見して
旅をしたような気分になっております。
恐山は青森、というより下北の住民には心の拠り所の
ようです。「死ねばみんなあそこに行くんだ」という。
畏敬の念と親密さとが入り混じる絶対的な安心感。
表現が下手ですがそんな感情を、どなたも抱いている
感じがします。
下北ではなく県庁所在地に住んでおりますが、こんな
ふうに紹介して頂いてとても嬉しく、ついコメントを
してしまいました。
楽しい旅行記ありがとうございます^^
また寄らせて頂きます。
dbさん
コメントありがとうございます。
恐山から大間に出てフェリーで北海道へと思っていましたが時間が無くて断念。
恐山はずっと行きたかった。
やっぱりこの世とあの世を結ぶ地のような不思議な感覚でした。
青森はまだ津軽半島に行かなくては!
行けるといいな。
なにしろ腰痛や膝痛や咳喘息と日替わりメニューの体だから。
こちらこそブログ楽しみにしてるんですよ。
あ〜突っ込みたいと思ってもコメントできないので(笑)
これからもよろしくお願いします。
散策時間がたったの1時間ではここまでは無理でしたが。。。。
6年も経過すると少し雰囲気も変わるようですね。
イタコさんたちも普段はいらっしゃらないようですし。
混浴ではないですが、草津の街中の温泉場のいくつかがこのような造りです。
衝立ぐらい欲しいですが(笑)。
ちなみに蔵王の某旅館に混浴風呂がありました。
入口はわかれているのですが、湯気の向こうに誰かいる!
と思ったら、知り合いの男子でした(笑)。
友人たち(♀)は面白がって「おせなお流しします〜!」とやっていましたが
当の本人は針のむしろだったことでしょう。
この混浴風呂はずっと奥の方にあるので
目に付きにくいのです。
ただ窓を開けておかないと危ないので
誰か来ても隠れられません!
イタコが本当ならば、家族Aを呼び出して欲しいくらいです。
草津温泉にもありますね。
今は旅館の中の混浴風呂は時間帯で男女を分けてある所が多いですね。